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テックキャンプに入った

今日は私がテックキャンプに入ったことをお話ししようと思います。

 

なぜテックキャンプに?

10月に主人の転勤で転勤で熊本から岡山に引っ越しました。

それに伴い私は失職しました。

今後も主人の転勤は続きます。転勤があるとしてもキャリアが積んでいけるエンジニアになりたいと思いました。フルリモートでいずれ働けるようになりたい、テックキャンプに入りました。

数あるエンジニアスクールの中でもなぜテックキャンプだったのかというと

教育訓練給付金の対象でもある講座、つまり国が認めたカリキュラムであるということです。

他社も面談で比較してみましたが、ここは「チームビルディングがあるから2週間は大阪に来て」という話でした。子供がいるのでさすがにそれは無理、となりチームビルディングがないテックキャンプにしました。

テックキャンプに入って私がびっくりしたこと3点お話しします。

第1に失敗すること=「良いこと」

日本はミスを許されない社会だと言われていますよね。私も日系企業で働きで働き、ミスを許されない日々を過ごしていました。証券会社で働いていたので振り込み忘れや買い付けの際の代金の間違いは往々にして起こります。命よりも大切なお金を扱うことで、大クレームにもつながります。

このようにミスを起こしてはいけないという刷り込みは小学生中学生の頃からあったように思います。内申書に直結するので成績のために一言一言気をつけて発言する日々でした。数学は苦手だけれど英語が得意だからそこで頑張らないと、などという会話もしょっちゅうでした。みんなが内申点に怯える生活です。

それがテックキャンプに来てからは「たくさん失敗をしよう、ここは失敗してもいい場所なんだ(そしてそこから学んでいきましょう)」という風土です。カリキュラムを見直す→ググる→chatGPTる、それでもわからない場合はメンターにすぐ聞くことができます。

エンジニアは失敗する生き物です。簡単な書き間違いによりコードが動いてくれない、そんなことはしょっちゅうです。そこでいちいち「鬱だ死のう」となっていては命がいくらあっても足りません。はて、どこを間違えたんだ?毎日その連続です。

第二に勉強のための勉強の無意味さ

証券外務員一種、FP2級、簿記2級、介護職員初任者、保育士、TOEIC・・数多の資格を取ってきた私です。私の資格の勉強方法は、どんな未知の資格であれ、まず試験問題から解きます。簿記であればまずテストを見て「貸借対照表・・何それ?」となってから教科書を読む。そのようにいかにテストで合格点を取るかというゲームでありました。

日本の社会もこのようにできていますよね。センター試験がよい例でしょう。2次試験もいかにその学校が出してくる問題を短時間で解けるようになるゲームのようなもの。

ところがテックキャンプでは合格点なんてものはありません。あるといえばあるのですが、最終的なゴールが「エンジニアとして活躍できる人間になること」なので、テストは重視されていません。自分で解決できるエンジニア、試行錯誤しても分からなければ先輩に質問する、そのようなエンジニア。カリキュラムを読んで、自分で手を動かしてコードを書き、コードが動けばよい。

こうなると、点数を取るためだけに特化してきた脳みそが全く役に立ちません。。まるで失読症かのようにカリキュラムの文字が頭に入ってきません。目がすべるすべる。

自分で考える力が全く身についていないんだなということを痛感しました。多くの知識はあってもそれを使って何か答えを見つけ出す、点と点を線にしていく考えが全くなく、自分のこれまで取ってきた資格試験や学歴が全く無意味なように感じます。(実際に無価値なのだが)

第三に自分のアウトプットのできなさ

アウトプットが大事と言われる昨今ではありますが、自分には妙な自信がありました。「じぶん感受性豊かだしぃ、本もめっちゃ読んでるしぃ」・・

テックキャンプは5人1組のチームを組まされます。そして1日6回のアウトプットタイムがあります。学んだことを思い思い発表するのですね。そこでチームのみんなのアウトプットの量の多さにびっくりさせられます。そしていかに私がアウトプットの量が少ないのか痛感させられます。

そこで気づくのです。「アウトプットの量が多い人、インプットもめちゃくちゃ多い。」という圧倒的な事実に。

「自分アウトプット全然できへんやん、インプット全然できてへんやん」この思いがさらに自分の焦りを加速させました。ただ訓練を積むと少しずつではありますが私もアウトプットができるようになりました。あの妙な自信はどこから来ていたのか、思い返しても恥ずかしいです。

まとめ

点数を取るためだけに生きてきた自分。エンジニアという性質がそれらは全く役に立たないということを知って、世界がひっくり返ったような気持ちです。また、自分が点を作る作業をしてきたけれども、線に繋げる努力を全くしていなかったという事実を目の当たりにして「考える努力を全くしていなかったんだな」と痛感させられました。

未経験エンジニアの就職は大変厳しいと言われています。何とか就職できるといいなー。

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