ストレス

凡人の凡人による凡人のためのストレスフリー処世術・仕事術【コミュ障でも大丈夫】

本日は仕事術についてお話をしたいと思います。私は一般的な仕事に就いています。巷にはウン1,000億も稼いだコンサルタントの仕事術!という本があふれていますが、私はぶっちゃけそんな実績もありません。

ただ、職場でたいてい機嫌よく過ごすことができており、かつ人からも自分の立ち位置をよく褒めていただくので、もしかするとこの仕事術は人の役に立つかも?ということで書き記すことにしました。猿もおだてりゃ木に登る、そんな気分で書いています。ストレスをゼロにすることは不可能ですが、軽減する方法はあると思っているのでお役に立てれば幸いです。

仕事をする(働きアリになろう!)

めちゃくちゃ当たり前のことを言いますが職場は仕事をしてお金をもらうところです。悪い言い方になるかもしれませんが仕事さえしていればいいと私は考えています。職場で言われる大半の悪口は「〇〇さんは仕事をしない」これに尽きると思います。

ただ単純に仕事をするのではなく人の5倍ぐらい仕事をする働きアリになるように心がけています。仕事をしない、というレッテルだけは絶対に貼られないようにしています。

少しずる賢いことを言いますが、それだけ仕事をすることを「あたりまえ」だと他人に思われないようにすることもとっても大事だと思います。当たり前だと思われると必ず「どうしてやってくれない?」という雰囲気になり、仕事を押し付けられます。ただの便利屋さん・都合の良い人にはなってはいけないんです。この塩梅は経験とともにわかってくると思います。常日頃から人の5倍仕事をしてそれでも浮いている仕事って必ずあると思うんですね。それをみんなが「うわーどうしよう」とパニクっている時に手を貸すイメージです。

働きアリは七難隠す。

人間関係(本当はここが一番・・!)

人間関係に疲弊して会社を辞めてしまう人のなんと多いことか。

弊社も3月末で約半数の社員が辞めます。しかも、その全員が次の転職先を見つけないまま辞めるという。私が会社を辞めると決心した場合、その「辞めたい!」という熱意を転職活動にあて、転職先を見つけてから辞職するのですが。ただ、あまりにも人間関係で疲弊しすぎたのか……皆様その目星もつけずにやめてしまうんですね。非常にもったいない。自己都合退職は失業保険の待機期間が2ヶ月もあり、その間お金が入らないというのに……。

私はコミュニケーションのプロとはまったく程遠いコミュ障です。そんな私ですが職場ではそれなりの居心地の良さを築いている。心がけていること7点をお話ししますね。

①職場はお金をもらう手段でしかないと割り切る

職場は仕事をするところ。我々は福沢諭吉大先生をもらうためだけに働いているのであって、なかよしこよしをしに来ているわけではない。と肝に銘じる。それはもう「ヤキを入れる」ほどに。

②職場での人間関係は深めなくていい

むしろ深めれば深めるだけややこしくなると思っています。プライベートな話題はほとんどしませんが、業務に必須な「報連相」はしっかりするようにしています。(当たり前か)

③ここはステージじゃないと理解する

なぜか勘違いしている人が多いのですが職場を SNS のように自己主張する場と思っている人がいらっしゃるんですね。蝶よ花よとちやほやしてもらえると思ったら大間違い。上司からクソミソの指摘のオンパレードです。それに対して心にもない「誠に申し訳ありませんでしたッッッ!!!」と言ってお金をもらう場所。ですが……、自己実現の場にしようとする人が多すぎるのではないかと思います。上司からの指摘にいちいちメンタルを病むのは無駄の極みです。職場×承認欲求=最悪メンヘラになると思います。ただ日本の労働環境は滅私奉公を奨励しているのでそうなってしまうのも無理はなく。「ここはステージじゃないと自分は理解はするが、他の全員はそう思っている」と覚悟を持って行動しています。

④「ありがとうございます」を言うマシーンになる

先ほども述べたように職場の全員は職場での承認欲求を持っています。その承認欲求を満たしてさしあげられる魔法の特効薬があります。しかも無料です。

それは「ありがとうございます」を言うことです。

この言葉を言うことで相手は「こいつは味方!」とまではいかなくても「こいつは敵じゃない」という認識を持ってもらえると感じます。

承認欲求を求めるなと言っている私でも、この言葉を言ってもらえるととっても嬉しい気持ちになります。私も何かにつけてありがとうございますと口にするよう心掛けています。

⑤悪口大会には絶対に参加しない

私は職場では絶対に人の悪口は言いません。誰も信用ならない!というのはもちろんですが、研究結果で悪口を言うと寿命が縮むことが証明されているからです。ただ、人間関係が良好な職場など存在しないということは重々承知しています。そこで避けて通れないのが悪口大会。二パターンに分かれると思います。複数の人間で悪口を言い合っているパターン、二人きりの時に悪口を振られるパターン。自分なりの対処法をお伝えしたいと思います

複数の人間で悪口を言い合っているパターン→おもむろにPCを触って仕事をしだす。スマホを触りだす。相槌も何も打たない。可能ならば移動する、トイレに行く。状況的に不可能ならチベットスナギツネのように3 km 先を見つめてつまらなさげな顔をする。

二人きりの時に悪口を振られたパターン→「相手を褒めて感謝を伝える」悪口の根底にある概念は「その人自身が認めてもらいたい、一生懸命頑張っている部分」です。ですので悪口には「へ~そうなんですね~」と否定も肯定もせず(チベットスナギツネ顔を忘れるな)、「〇〇さんがそこを気にかけてくださっているおかげでこの会社は円滑に回っています、ありがとうございます。」とだけ伝えるようにしています。

悪口を言わない人間はいない、ということで私も間違いなく悪口を言われているとは思います。めちゃくちゃありがたいことに自分の耳に入ってきたことはなんと一度もありません。ありがとう職場の皆皆様~!(笑)

⑥深い感情を持たない

冒頭にも述べたように人の5倍仕事をする!となると、自分でその道を選んでいるとしてもやはり「なんで私ばっかりこんな仕事を振られるねん」と思う日があります。「この仕事は〇〇さんがするべきでしょ・・」私だって考えます。相手の首根っこを掴んで「この仕事はテメェの仕事だよッッッ!!!」と言ってやりたい気分に駆られる日もあります。

ただそういう感情を持ち始めたら危険サイン。軌道修正するようにしています。「ああ自分は疲れているんだなあ」と。そうやって客観視することでだいぶ気持ちは落ち着きます。美味しいスイーツを食べたりしっかり睡眠をとったりするように心がけています。

⑦話は「聞く」が9割

最低限の仕事の話以外の話題を自分から話しかけることはしませんが、ありがたいことに話しかけていただくことがあります。その際に話す比率は相手が9割、自分が1割と心がけています。「質問された内容は、それを相手に聞いてもよいというサインである」が持論です。

先日私は「ジムとか通ってる?スラっとしてるから通ってそうだよね~」と話しかけていただきました。「ありがとうございます!昔は通ってましたが辞めちゃいました~行ってます?」「行ってないのよ~・・実は最近暇でさあ・・」とこうなればこちらのものです。相手は話を聞いてくれた!好意!……とまではいかなくとも。「この人は私に敵意はない」ということがわかっていただけるとOK。

とはいえ人間ですからそれでも喋りたい。ほんまは私かて喋りたいねん。そういう時はきちんとカウンセラーさんに聞いてもらうようにしています。聞いてくれる友達がいねえんだよ!(笑)そしてその友達は職場で家作ろうとは絶対に思わない。。

本来なら日本人全員が自分の感情をきちんとカウンセラーさんを雇って聞いてもらうべきだと思いますが(アメリカではそれが主流)日本だとカウンセリングを受ける偏見などがまだ強いので職場での承認欲求が強い人はこれからも根強く残ると思います。私はお金を払ってカウンセラーさんに聞いてもらっているのに、職場の人は私のことをカウンセラー代わりにしている!と感じなくもないですが、そのおかげで自分の居場所があると溜飲を下げています。

と、ここまで人間関係について偉そうにお話をさせていただきました。(エッヘン)

このように最低限の仕事の話しかしない、悪口は絶対に言わない、人の話を聞く。愚直にこれをやっててもトラブルに巻き込まれるのが職場というもの。そういう時の対応策をお話しします。

職場の人に相談する

職場の人間関係は職場の人間に助けてもらうのが一番手っ取り早いです。バックグラウンドを認識してくれてるので話が早いです。一点気をつけることがあって「絶対に悪口にならないようにする」ことです。テンプレートは「私が悪かったのですが、〇〇さんならどうされますか?」です。

経験談を一つをあげます。私の会社はシフト制です。午後出勤の方もいらっしゃいます。その後出勤の方に「おはようございます」と自分から挨拶しました。弊社は皆、昼出勤でも「おはようございます!」と挨拶をします。ただ、その方の虫の居所が悪かったのか「今はお昼や!こんにちはだろうが!」と10分間ぐらい延々と怒鳴り続けられたことがあります。草。

「犬も歩けば棒に当たる」とはこのことか……。人から怒鳴られると多少衝撃はあります。一人で解決できる問題じゃねえなと思い、上長に相談しました。すると上長から「あの人はいつもそうだから全く気にする必要はないよ。実は私も……」と全く取るに足らない問題だということがわかりました。

余談ですが、その後、自分が取った対応策をお伝えします。褒められたものでもありませんが「相手を無視をする」ことにしました。人を怒鳴りつける、というのは「私をナメている」かつ「自分の地位を脅かす存在だ」と認識してくれているということだと考えました。

徹底的に相手を無視しました。戦略的に自分から挨拶しない。目も合わせない。できるかぎり物理的に距離をとる。ナメてかかるのは結構ですが私も人間。それ相応の対応を取らせていただきます、とはっきり態度に示しました。

まさか反撃をされるとも思っていなかったのでしょうね。相手も焦ったのか、おべっかの嵐でしたが徹底的に無視しました。(チベットスナギツネ顔で)

一週間後、その方からなんとお手製の編み物を突然いただきました。きっと謝罪のつもりだったんでしょうね(笑)以後、挨拶だけは受けたら返すようにしています。私の行為は諸刃の剣ではありますが、それが許されたのは日頃から人の5倍仕事をし、会社の人間に敵意はないと徹底的に接しているからだと思います。

大局的な目標を持つ

何のために働くのか。生活のためだけだと仕事を継続することはやはり厳しいです。ここまで処世術を駆使しても、それでも「辞めたい……」と思うシーンがあるのが正直なところです。その面でも今話題の 「FIRE(経済的自立と早期リタイヤ)」などを目指すというのはかなりのモチベーションになります。自分の所得では1億円を貯めるというのは、恥ずかしながらまず無理です。ただFIREにもfat fireやside fireなど種類があり、Side FIRE ぐらいだったらいけるんじゃないか?と計画を練り日々実行しています。

このように大局的な目標を持つと有事の際にも「あれ何で自分働いてたんやっけ?」と自分を奮い立たせることができます。

私の知り合いに仕事は全くできませんが筋トレが趣味の男の子がいます。彼はいわゆる窓際族ですがとっても幸せそうなのです。私はこれは労働の究極の形だと思っています。アメリカではクワイエットクイッティング「今の勤務先を辞めないが、必要最低限の仕事しかしない従業員の働き方」と呼ばれています。定時ダッシュでジムに行く彼もそのような働き方をしているといえます。

いずれにせよ「こんなとこでへこたれてちゃいけない」と自分を奮い立たせてくれるモチベーションになることがあると頑張れます。FIREなんかは本当にいいモチベーションになります。大局的な目標がない!と悩んでいらっしゃる方はおすすめです。

お金を貯める

お金はメンタルに直結しています。お金は貯めたら貯めた分だけ心に余裕ができます。家を買え、車を買え、まつげパーマ、髪を染め、ネイル……世の中には消費を促すサインが溢れています。しかし、そのような軍拡競争に加わらないことが大事だと思います。「使って稼いで、稼いでは使って」を地で行く人。自分にプレッシャーをかけるために!と言って、いつまでガラクタを買って喜んでいるのか。私には全く理解できません。

「お金は価値を交換するものだから使って初めて意味がある」という人も世の中にいますが、それはお金持ちの戯れ言なので相手にしてはいけません。凡人はお金を貯めたら貯めたぶんだけ 心に余裕が生まれ、幸せになれます。

メンタル病むやつ100%、お金ない(キッパリ)(えみちゃん調べ)

わがままを言おう!

「わがまま」と言うと聞こえが悪いかもしれませんが「自分の要求を会社にしっかりと伝える」ことは大事です。我々は幼い頃から「わがままはいけない」と言われて自分を押し殺して育ってきます。ところがどっこい社会に出たら自分の要求を伝えないと搾取される一方です。

会社から見たら「わがまま」というだけであってこちらからしたら正当な要求です。弊社で生き残っている人は「給与の交渉・休日の交渉・労働時間の交渉」をしっかりしています。辞めていく人は具体的な要求など全く伝えずやめてしまいます。疲れすぎて論理的に考えることができないのかもしれません。会社に要求を飲んでもらえるかどうかは別ですが、それでも論理的・建設的に自分の要求を伝えることは大切です。

まとめ

昨年退職した人Aさん。「疲れちゃった」と言って辞めました。それが一年経った今。Bさんと大喧嘩し、左遷されたのに怒って辞めた、と知らされました。AさんとBさんは社内でも有名な「仲良し♡ニコイチ♡」だったのですが、実際には正反対だったようです。どうやら怒鳴りあいの大喧嘩だった模様。職場の人間関係は全く信頼ならない、と背筋が凍りました。

今回は人間関係を深めない、というお話をしましたが私のように職場でプライベートの話を全くしないと「喧嘩売ってんのか!?やんのかテメエ!」と思う人もいるみたいです。職場は仲良しこよしする場所じゃねぇんだって・・ガチで興味ないんやって・・とほとほと呆れてしまいますが、その人もきっと「喋ってくれない!私のこと嫌いなの?」と喋っていないと不安なんでしょうね。そういう人には当たり障りのない話をしてお茶を濁すようにしています。

なお今回はハラスメントなどの問題がない前提でお話をしました。万が一、そのような問題をお抱えの方は人事部など しかるべきところにご相談ください。

 

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